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隣にもお騒がせ市長がいる

議員定数削減が叶わないので市長を辞める。そして出直し選挙で民意を問うのだそうだ。
昨年5月「議員定数を13人に、市長の退職金を受け取らない。
浮いたお金で福祉に使う」とポピュリズムをいかんなく発揮して4度目の市長の椅子に座る。

これで民意は得たとばかりに、早速議員定数削減を議会に提案するもあえなく退けられる。
今度は住民請求を画策、これも否決。
ならば議会自らということで25人か、23人か、これまた議会でまとまらず。
結局条例定数27人のままで幕引き。

松浦市長にはこれがいたく気にいらない。
突然の辞意表明となったようだ。
何とも軽率な行動に映るが本人は至って馬鹿真面目、意気軒昂のご様子。

だがちょっと立ち止まって見たい。
そもそも民意とは何か。
戦後の地方自治制度は二元代表制として機能している。
議会も市長も同じ市民が選ぶ地方政府の代表であり、市長が提案しても議会が否決すれば執行できない。
いわば議会はチェックアンドバランスの機能を受け持っていることになるが、これも民意である。

市長独裁なら面倒くさい手続きは要らないが、さりとて自分の考えが否定されたからと言って、ごり押しをしてはいけない。
民主主義だから手続きに時間と金がかかる。
市長は「議員定数を減らすことで経費の削減を図りたい」ということだが、議員にかかる経費が市の支出総額にどれくらい占めるのか、参考までに防府市の平成23年度一般会計当初予算から、支出総額365.5億円の性質別支出額とその構成比をみる。

先ず議会費(職員経費含む25人分)3.8億円(構成比1.04%)、ちなみに周南市は34人分3.9億円(支出総額構成比0.6%)、その他、人件費71.4億円(19.5%)、扶助費91.8億円(25.1%)、補助費18.7億円(5.1%)、建設事業費36.6億円(10.0%)、物件費49億円(13.4%)である。

こうして見るといかにも議会費は少ないし、大方の地方自治体でも似たりよったりだ。
まあ、周南市に比べれば(議員一人当り防府市1.5千万円、周南市1.15千万円)ちょっと多いようだが。
市長が本当に経費削減を進めるなら、たとえば人件費2%カットで1.4億円、補助費5%カットで0.9億円、建設事業費は落札率5%ダウンで1.8億円超、物件費を2%カットなら1億円になるが、これらの費目は知恵を出し、本気でやろうとすれば削減不可能ではないはずだ。

他に方法はあろうに、よしんば議員を半減したとしても今度は弊害の方が大きいだろう。
率直に言えば、あえて議会と対立してまで議員削減にこだわることでもなかろうし、市長辞職してまで民意を問うことなのか、大義が見えない。
どうも真意はほかにありそうだ。

尤も、不可解なのは「民意を問う」と言いながら出直し選挙で市長退職金数百万円余(これは受け取らないのか)、同時に議員2名の欠員補充選挙となれば総額3000万円以上の選挙費用が税金から支出されるだろう。
さらには、いま25人分で済んでいる議員の費用を2名分(千数百万円くらいか)増やすことになる。
運よく再選されても現状が変わるとは考えにくいし、今度はどうする?「再選されたのだ。民意は我にあり」と叫んで、また議員定数削減の議案を議会へ上程しますか。

議員定数に正解はない。
もっといえば議員定数のことは議会自ら決めることだ。
彼らに任せておけばいい。
国会なんか、憲法違反だと言われてもあの厚かましさだ。
民意が反映されないというなら定数をそのままで、経費がかかりすぎるのなら議員報酬を下げれば双方の言い分は丸く収まる。

他所のことだからどうでもいいが、いづれにしても市民不在の痴話げんかをいつまでもやっていていいわけはない。 
防府市には私にも身内がいる。いい加減にしてはどうか。

プロフィール

かねしげはじめ

Author:かねしげはじめ
周南市議会議員3期目
(旧新南陽通算9期)

新誠会代表
企画総務委員会委員
議会運営委員会委員

連絡先
周南市米光379-5
電話 67-2303

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