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モラル条例の限界を露呈

周南市は議員、市長の政治倫理の確立のため「政治倫理条例」を持っている。
この条例は議会自ら制定し、平成17年7月1日から施行されて丁度10年目を数える。
この条例のことは過去に書いたので詳しくは触れない。

ところでこのたび、とんだことでこの条例の実効性を問われることになった。
まさしく条例を遵守すべき議員のモラルいかんで規範にもなるし、飾りにもなる事実に直面した。
その事実とは、伴 凱友議員の行為である。

簡単に経緯を書くと、彼は周南市の施設である「道の駅ソレーネ(指令管理者:周南市ツーリズム協議会運営)」開設(14年6月)当初から、自ら製造するカステラを出荷販売している。
これが政治倫理条例第19条に違反しているので、伴議員に対して15年4月13日、議長が口頭で注意喚起した。
しかし全く聞き入れられず、あらためて「条例を遵守して商品の出荷を控えるよう」会派代表者会議で全会一致をもって、5月15日文書で要請した。

そして5月29日、伴議員から、「私の商品出荷行為は、請負型の契約ではなく、地方自治法にも政治倫理条例にも違反するものではない」との見解を文書で回答した。
ちょっと待ってほしい!議員自ら公共施設での商い行為が正当である、と強弁するとはどういう料簡だろう。
まことに牽強付会と言うべきか、怒りを超えて哀れ。

これを受け、6月10日の代表者会議で取り扱いを協議した。
議員から「議会が議決した条例を蔑にしている」、「議会の自浄能力を問われる」、「条例が有名無実化(ザル法)する」など批判が続出した。
ある議員は「議会が決めた条例であり、全会一致で遵守するよう決めたことなので守ってほしい」と懇願する始末。

ところで、何んとも理解に苦しむ伴議員の「勝手解釈で自らを正当化する居直り行為」は、条例を制定する当時、全く想定もしていなかったのである。
この政治倫理条例は「守るよう努めること」としており、当事者の政治モラルを求める努力規定ゆえに、条例に違反する行為にたいして罰則もない。
そのことが逆手に取られることになったわけだ。

伴議員は「政治倫理審査会にかけてほしい。決定には従う」と希望している。
代表者会議では全会一致で意に沿うべく、議会から市長に審査会に諮問するよう要請した。

しかし、まことにおかしなことではある。
一見、最もかのようではある第三者機関の「政治倫理審査会に白黒つけてほしい」と身を委ねるとは。
市井のケーキ屋レベルの戯言ではない。
いやしくも我が身が年間報酬700万円余を受ける公人たる市議会議員であろうことを打ち忘れているのではあるまいか。

言うまでもないことだが、こんな愚かに付き合わされる我々議員はまだしも、納税者である市民への身の証しはどうするつもりか。とはいっても糠に釘、無駄な事かもしれない。
‘15.6.11

プロフィール

かねしげはじめ

Author:かねしげはじめ
周南市議会議員3期目
(旧新南陽通算9期)

新誠会代表
企画総務委員会委員
議会運営委員会委員

連絡先
周南市米光379-5
電話 67-2303

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