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菜根譚(さいこんたん)

知人から「これを読んでみんかね」と渡された。
その本には「菜根譚」とあった。
書名は知っていたが、読んだことはなかった。
著者は洪 自誠(こうじせい)で、中国明代(1368~1644)の人である。

その内容は、文政五年、我が国初の和刻本(加賀藩儒者林蓀坡)の序文に「洪自誠」と言う人はその学問は道徳に基づき、人情世間の道理に詳しく、その論ずるところは、毛の先端をも分かち、微小な事にまでいきわたっていて、実に処世の良法を説いている。

上巻は役所勤めの際、どのような人とお付き合いをしたら良いかを述べ、下巻は引退した後の静かな暮らしの楽しみを述べている云々」と、記してある。

湯浅邦弘(大阪大学大学院教授)の解説によれば
明は17代、280年も続いた王朝だが、その長期政権の終盤は、国内の政治勢力が互いの足を引っ張りあいのみに熱中して、政治腐敗がはびこり、国の中枢が自滅、自壊してゆく時代であった。

これが我が日本国にも重なって見える。バブルがはじけ、閉塞状態の中に大災害が群発しているのに、政治の舞台は国民そっちのけで政争を繰り広げているように見える。
倫理や道徳が形骸化した時代には人々は生きてゆく上での指針を失い、なにを信じ何を頼りにして生きていけばいいのか、支えが見えなくなる。と書いている。

最初の条にある言葉を紹介する。
「居官有二語。惟公則生明、惟廉則生威。居家有二語。曰、惟恕則情平、惟倹則用足」
官に居るに二語有り。曰く惟だ公なれば則ち明を生じ、惟だ廉なれば則ち威を生ず。
家に居るに二語有り。曰く惟だ恕なれば即ち情平かに、惟だ倹なれば即ち用足る。

この言うところは以下の通り。
役所勤めの際に訓戒となる二つの言葉がある。ひたすら公正で有れば仕事は明白となり、ひたすら清廉であれば威厳を生ずる。
また、家庭に居るときに訓戒となる二つの言葉がある。ひたすら深い思いやりがあれば皆の感情も穏やかになり、ひたすら倹約に努めれば費用の不足と言うこともなくなる。

斯くありたいもの。



プロフィール

かねしげはじめ

Author:かねしげはじめ
周南市議会議員3期目
(旧新南陽通算9期)

新誠会代表
企画総務委員会委員
議会運営委員会委員

連絡先
周南市米光379-5
電話 67-2303

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